前職は製造業で設計業務を担当していました。僕はリファラル採用※で入社したのですが、昔からものづくりが好きだったこともあり、建築業界の経営企画という部門に興味を持ったことが転職のきっかけになりました。マネジメントの経験があったこと、そして、前職の研究開発での「ゼロから形にしていく」という経験が、経営企画での「仕事を興していく」という業務に活かせそうだと感じたことが、入社を決めた大きな理由です。
※従業員の知人・友人を会社に紹介してもらう採用制度

経営企画は、経営層が策定した計画や戦略を実践するために、具体的な予算や期間、目標を定めてそれぞれの課の実務を支援するのが仕事で、その内容は多岐にわたります。
私が主に担っているのは、DXの推進です。社内の業務効率化のためにさまざまなITツールを導入し、運用と保守管理を行っています。ITや建築・不動産の知識はもちろん、法務・労務・会計・人事など幅広い知識が求められるので、日々勉強しながら、目の前の課題解決に取り組んでいます。

欅乃ハウスでは前例のないシステムの導入と推進にあたり、周囲とのコミュニケーションのとり方や、導入から運用までの計画立案・遂行面で、視野を広く持てるようになったなと感じています。
社外の協力業者様も巻き込みながらのプロジェクトだったため、多くの方からいただく意見をまとめたり、トラブルに対応したりするのは大変でした。ただ、システムのルール策定から運用、説明会の開催なども一貫して担えたことは、自分の中でも自信につながったと思います。

入社前は、当時務めていた製造業と、建設業の働き方は似ているのではないかというイメージがありました。長時間労働であったり、さまざまな事情で案件への着手がずれ込んで、タイトな納期のなかで残業せざるを得ない、というような。しかし実際に入社してみるとそんなことはなく、時間外労働の管理も行き届いていますし、社員の皆さんからは計画通り進めていこうという意識も感じられます。入社前のイメージとのギャップもあり、とても働きやすい環境だと思います。

電子受発注システムの導入によって、業務効率が大幅に向上したことです。これまでは、協力業者様との受発注のやりとりは紙の書類が中心で、その確認や管理にとても時間がかかっていました。これを効率化するためにシステムの導入が決まったのですが、実際にシステムを使う人達がどんな操作を難しく感じるのか、どんなルールをつくれば、協力業者様とのやりとりやデータの管理がスムーズにできるか、などかなり細かい調整をして形にしていきました。いざ導入すると思ってもみないところで躓くこともあり、運用が安定するまでの1年間は試行錯誤の日々でしたが、現在では取引のある協力業者様のうち約9割が、システムを使って受発注を行えるようになっています。みなさんがシステムを使っている様子を見ると、達成感が湧いてきますね。

今後、設計課にBIMという最新のデジタルツールを導入する計画があります。設計課と協力しながら、実務としてはもちろん社員教育の面でも有効に活用できるように、社内インフラの整備やマニュアル作りに力を注いでいきたいと考えています。
また現在、社内の資格取得支援制度を利用して、建築士資格をとるための学校にも通っています。家づくりの専門知識を身につけて、業務に還元していきたいです

これから会社を大きく成長させていくにあたって、整えなければいけない制度や、立ち上げなければいけない部門がまだたくさんあります。かといってそのためのポジションや仕事が最初から用意されているわけではなく、自分からポジションや仕事を作っていくのが、この会社で働く面白さだと思っています。責任もあるし簡単ではないけれど、その分やりがいも大きいはずです。欅乃ハウスの成長を作る仕事にチャレンジしたい方、ぜひ一緒に働きましょう。