前職では自動車業界などで営業や事務をしていたのですが、インテリアや建築に興味を持ったことをきっかけに、転職活動をはじめました。インテリアショップのスタッフなども含めて求人を見ていくなかで、欅乃ハウスは、専門性がある職種の募集をしていたこと、休日や勤務時間などの条件面で長く働けそうな環境だったことを魅力に感じ、未経験ながらも新しいことに挑戦しようと入社を決めました。

積算課は、家を建てるのに必要な資材の数量や、その費用を算出し、資材の受発注や請求・査定までを一気通貫で行うが部門です。
設計課で作成された設計図面を見ながら、どんな材料がどのくらい必要なのかを計測する「捨い出し」という作業を行い、各業者さんに見積もりを依頼します。いただいた見積もりから工事にかかる費用を確認し、目標とする予算を超えてしまうような場合は、部材の調整や業者さんとの交渉などを通して、可能な限りのコストダウンに努めます。設計課や施工管理課との連携も必要な部署になります。

図面を読めるようになったことです。未経験で入社したこともあり、初めの頃は分からないことだらけでした。また、入社まもなくコロナ禍での在宅勤務が始まったこともあり、コミュニケーションに悩むこともありました。そのような中で、不明点はできる限り自分で調べ、それでも解消しない専門的な部分は積極的に上司や先輩に相談する、というコミュニケーションを心がけたことで、現在は在宅勤務でも大きな問題なく、業務の作業効率化に向けて取り組めています。

現在は積算課と設計課、施工管理課がひとつのフロアで働いているのですが、みなさん集中して黙々と仕事に取り組んでいる環境です。現場に出ていた施工管理課の方が帰ってきたり、リモートワーク中心の社員が出社したりして人数が多くなると賑やかになります。私も在宅勤務がメインなので、出社した際には、同僚とランチをしたりと楽しい時間を過ごしています。

拾い出し業務のスピードが上がり、案件が複数ある場合でも、期限内に拾い出せるようになったことです。以前は家1棟の拾い出しをするのにも何時間とかかっていたのですが、現在では1棟にかける時間をかなり短縮できています。
これまでにも、複数の案件を同時進行したり、多棟現場（ひとつの土地を複数に区割りして、複数の家を建てる現場のこと）の案件を担当したことが何度かありましたが、同僚と助け合いながら業務を進め、無事に終えられたときには大きな達成感を得られました。

通常と異なる仕様の案件で、業者さんの見積もりミスに気づかず施工まで進めてしまったことです。業者さんが仕様の違いに気づかず出した見積もりのミスを、私も見落としたまま施工を進めてしまいました。そのことが施工後に発覚し、施工のし直しで余計なコストをかけてしまいました。現在は再発防止のために、エクセルで見積もり内容の比較シートを作成する、ミスが頻発する項目は複数人で重点的にチェックするなどの対策を取り、ミスの早期発見に努めています。

積算業務の中ではまだ分からないことや苦手な計算業務があります。エクセルの計算式を活用するなど業務に工夫を重ねて、できるだけ早く解消していくことが目標です。
また個人的なことになりますが、インテリアや家づくりには変わらず興味があるので、インテリアデザインや色彩についての勉強にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

積算課では、主体的に仕事に取り組める方が向いていると思います。会社の方針として、今後は手掛ける住宅の種類も数も増えていきます。それに比例して積算課の仕事量も増えてくると思うので、全体の工程を俯瞰的に見て、課内外でしっかりと連携をとっていく意識が必要になります。
ただ、私も未経験からスタートしたので、業界や職種未経験の方も、気負わずに応募していただけたらと思います。一緒に働けるのを楽しみにしています。