欅乃ハウスへ入社する前は大手ハウスメーカーに30年以上勤めていたのですが、定年までの残りの期間、同じ業種の会社で自分のキャリアを少しでも役立てていきたいという思いが芽生え、転職活動をはじめました。
欅乃ハウスは、50年以上の歴史を持つ企業でありながらも、若手を中心にさまざまな経営戦略が練られていたことから成長性を感じました。また面談でお話した社長の人柄と、この業界への思いに共感し、この会社で自分の残りの会社員人生を駆け抜けたいと思い入社を決めました。

分譲住宅の設計業務と、課のマネジメントを行っています。設計課の仕事としては、家づくりのたたき台となるラフプランの設計から、新しい家を建てる際に必要な建築確認申請の業務、実施設計に至るまでの一連の設計業務を担います。同時に課長として、部下の育成に注力しています。有資格者の方もいれば、設計士として経験の浅い社員もいます。それぞれの習熟度や性格に合わせたスキルアップのサポートを通して、設計課という組織の力を向上させていくことが、目下のミッションですね。

自分自身が成長を感じるシーンはあまりないのですが、部下が成長したのを見ると、自分のやってきたことが少しずつ成果として積み重なっているんだなと感じます。
例えば、社内制度で施工管理課から設計課に異動してきた社員がいるのですが、異動してすぐの頃にラフプランについてアドバイスしたことがありました。その後別の物件でまた彼のラフプランを確認した際、以前のアドバイスがしっかりアウトプットとして活かされていたんです。ほっとしたというか、僕のこれまの経験や学びを、ちゃんと後輩に伝えられているなと嬉しくなりました。

課ごとの横のつながりというか、連携のとりやすさ、風通しの良さは感じますね。
あとは、営業から設計、施工までのすべての業務について、社長がしっかり把握しているということは、入社いちばんの衝撃だったかもしれません。
当社の社長は営業出身ですが、他社ではその場合、技術面まで網羅できている人はなかなか少ないイメージを持っていたので驚きました。こうした社長の守備範囲の広さが、会社としての方向性がブレずに続いている所以なのかなとも感じています。

「これができたら達成感を得られるだろう」というエピソードになってしまうのですが、過去50余年で欅乃ハウスが積み重ねてきた設計の知見や方針、その裏付けとなるエビデンスを、設計ガイドラインや基準書などの形に残すことですね。社員が50人、100人と増えていったとき、設計課の誰が見ても理解できて、おなじように家造りができる基盤を作っていきたいです。一朝一夕でできあがるものではないので、時間はかかっても、地道に根気よく進めていこうと思います。

鉄骨造の住宅メーカーで働いていたときの経験値のまま、欅乃ハウスでの木造住宅の設計にとりかかってしまったことです。同じ住宅であっても、鉄骨では通用したことが、木造では通用せず、品質を落としてしまう、ということが多々ありました。幸い周りには木造住宅の各分野のプロが多くいたので、社長をはじめ、施工管理課の方や協力業者さんに、分からないことや疑問に思うことを相談し、話した内容を知識として落とし込んでいきました。おかげで、木造住宅ならではの設計や工法について、効率的にキャッチアップができたと思います。

今後の欅乃ハウスは、多角的な事業展開や、それに伴う社員の増員など、どんどん成長していく会社だと思います。その上昇気流に乗って、課長として設計課の組織をさらに強化していきたいと思っています。急成長している欅乃ハウスにおいて、デザイン面、そして組織やキャリアの面で自分がどれだけ結果を残していけるのか、気が引き締まる思いです。

建築業界は歴史も長く成熟した業界なので、欅乃ハウスのように成長過程にある会社で仕事ができる機会は多くないと思います。加えて、スキルアップやキャリアップの体制も整ってきているので、急速に伸びてく環境の中でさまざまなチャレンジを楽しみたいという方にはうってつけの会社ではないでしょうか。皆さまと共に働けることを楽しみにしています。